アクリル水槽の曇りの原因は傷と水垢汚れだった!

初めまして。広報の杉浦です。

今回は和歌山県白浜の動物園 「アドベンチャーワールド」さんに撮影担当兼お手伝い係としてお邪魔してきました。空港から車で約5分、ひじょーーうに広い敷地にまずびっくり!


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こちらが今回の現場です。ペンギン展示用アクリル水槽の水垢を磨いて綺麗にしていきます。

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ウロコ汚れのせいでアクリルの反対側が見えずらい状態です。これではせっかくのペンギンの生き生きとした姿が鑑賞者に伝わりずらそうです。
勿論スタッフの方々は毎日清掃をしています。
しかし、
「どんなに清掃をしてもウロコ汚れが落ちない!」
そんな声が日々、日本全国様々な施設から上がっているのが現状です。
また、間違った方法でアクリルやガラスを磨いたことによって傷をつけてしまったというケースも弊社に問い合わせが多いんです。少しでも正しいウロコ汚れの対処法、知識を広めることがGRSの課題と感じています。

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話がそれてしまいました。早速本題に戻りたいと思います。

アクリルを磨く前に、下地作りとして酸で表面の汚れを溶かしていきます。このままでは酸の刺激が強いので、溶剤で中和をしていきます。生き物や環境に配慮した方法を常に心がけることはGRSの大事なこだわりの一つです。
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ポリッシャーで磨いていきます。

お客様のニーズ、傷の深さによって、工程数は変動します。今回は2段階に分けて磨いていきます。写真は第一段階の様子。このパッドの番手では、一旦、白く曇ったような見た目になります。弊社では、微小に削られたアクリルの粉塵をHEPAフィルター搭載バキュームで吸入、外部に排出しない仕組みを導入しています。これも前述した通り、環境への負担を最小限にするための選択です。
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続いてコンパウンドを使いさらに細かい番手で磨いていきます。

この段階を踏むと、アクリルの透明度がグッと上がり、綺麗な艶が出てきます。広報の杉浦も少しお手伝いをしましたが、不安定な足場に腰が引けてしまいました(笑)

最後にアクリルに残ったポリッシャーを綺麗に拭き取って完了です。


Before
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こちらが施工前
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after
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こちらが施工後

どうでしょうか?水垢が取れ綺麗になりました。アクリルの反対側がしっかり見えますね。