アクリルの劣化で最も多いのが紫外線による黄変(黄ばみ)です。表面が紫外線でダメージを受け変色する現象で、表面を薄く削ることで透明に戻すことができます。
次に多いのが傷です。ガラスなどよりも軟らかい素材のため、日常の清掃などでも簡単に傷つきます。動物園や水族館などでは動物の牙や爪によってかなり深い傷がはいってしまうこともあるようです。
深い傷の場合は、サンドペーパーで削ることで傷を見えなくすることが出来ますが、一時的に全面がペーパー傷で真っ白になりますので、これを綺麗に透明に戻すには高度な技術が必要とされます。